ZenWiFi AX (XT8) 購入しちゃった (メッシュWi-Fi)
Wi-Fi 6 対応機器も少ないのに買い替え
記事初出点では所有機器のうち、所有しているWi-Fi 6 対応機器の数は少なく。これまではWi-Fi 5 (IEEE 802.11ac) 対応の親機+中継機の組み合わせでなんとかしのいできました。
でも接続端末はどんどん増えてくるし、最近、中継器を置いている自室周辺の接続が不安定になってきたので、思い切ってメッシュWi-Fiを導入しました。
自分は2台セットにしまして結構なお値段になりますが奮発しました。結果的に良い買い物をしたと思っています。
Wi-Fi 6 対応でトライバンドです。
マンションだけどトライバンドに惹かれて
自分としては、通院速度の向上というよりは、トライバンドというところに惹かれて導入しました。
親機の設置場所から自室までそこまで離れているわけでもなく、5Ghzの電波はなんとか届くかなという程度。
2.4Ghzの方が遠くには届きやすいですが、マンションなので近隣の住戸との混線や、天敵の電子レンジがあったりして、安定しません。
これまで親機と中継機の通信は5Ghz、中継機からは2.4Ghzと使い分けてきましたが、トライバンドだと親機と中継機の通信については、5Ghzの専用バンド(バックホール)があるのでそちらにまかせられます。
個々の端末は2.4Ghzだろうが5Ghzだろうが繋がればどちらでも良いやという感じです。
これまでは親機と中継機とそれぞれ設定などしていましたが、まとめてセットアップや管理ができてとても楽です。
初期セットアップはアプリがオススメ
今回は2台まとめてのセットアップです。
本体を箱から取り出し、1台をモデム(ONU・TA・HGWなど)にLAN接続。もう1台も設定のために、一旦近くに置いて2台とも電源オン。
最初のセットアップはPC からブラウザ経由でも可能ですがクイックセットアップガイドの指示通り、スマホにアプリ(ASUS Router)をインストールして行った方が簡単だと思います。
アプリの指示に従って入力などしていけば、ある程度おまかせでセットアップは進みます。
ルーター(親機)のセットアップと、ノード(中継機)のセットアップを行います。
2台の初期(設定用)SSIDはそれぞれ異なるのですが機械としては同じものなので、最初からどちらがルーターになると決まっているわけではありません。
デフォルトの設定だとセットアップ後はどちらも同じSSIDになります。
2台を近くに置いておけば、モデムなどにつながっている方をルーター、もう一方をノードと自動的に認識してくれました。
セットアップの前に
・(Wi-Fi)SSIDとパスワード
・管理画面にアクセスするためのユーザーIDとパスワード
をあらかじめ考えておくことをオススメします。
LEDが最終的に2台とも白色に点灯すれば、最低限のセットアップは終了です。
ノード(中継機)の方を本来の設置場所に移動してネット接続に問題がないか確認。有線LANにつなぎたいものがあれば接続。
細かい設定をするのであれば、PCからブラウザ経由で管理画面にアクセスしてみてください。機能はたくさんありますが、すぐには使いこなせそうにありません。
※現在はアプリもバージョンアップされて設定の多くはアプリ経由でできるようになっています。
とりあえず使う分にはデフォルトの設定から変更するところはないと思います。
最初にファームウェアのバージョンアップくらいはしておいた方がいいかもしれませんね。
本来であればauひかりのHGWにつなぐ場合、ブリッジ(アクセスポイント)モードにすべきなのですが、面倒なので二重ルーター(多段NAT)状態のままにしています。
※DMZを使用してWi-Fiルーターに通信を流す方法もありますが、やらなくても特に大きな問題はありませんでした。auひかりからNURO光に乗り換えた際に試してみました。それはまた別の記事で。
端末の設定
あとはひたすら、スマホなどの端末のWi-Fi設定を更新。端末の数が想像以上にあって、こんなにWi-Fi使っているものなのかと驚きました。
2DS とか PS Vita とかもうほとんど使っていないようなものもありましたが、念のため更新。
ASUS Routerアプリに「Wi-Fiを家族と共有」という画面があり、選択するとSSIDとパスワード、そしてQRコードを表示させることができます。
設定 → Wi-Fi → Wi-Fiシェアリング → Wi-Fiを家族と共有 でたどりつけます。
このQRコードはスマホのカメラで読み取ると簡単にWi-Fi設定ができます。
端末標準のカメラアプリにQRコード読み取りの機能があれば使えますし、それでだめならGoogleレンズアプリをインストールすれば読み取ることができます。
デフォルトの設定通り2.4Ghzと5GhzのSSIDを同じにしたので、周波数帯は特に意識せずセットアップします。(設定でそれぞれのSSIDを変えることも可能です)
端末からの接続についても周波数帯や、サーバー・ノードのどちらにつながっているのか?などを特に意識する必要はありません。
トライバンドの仕様は以下の通りです。※Wi-Fi 6 の仕様のみ抜粋しています
- 802.11ax (2.4GHz) : 最大 574 Mbps
- 802.11ax (5GHz-1):最大 1201 Mbps
- 802.11ax (5GHz-2):最大 4804 Mbps
3つ目の5GHz-2 というのが、ルーターとノード間の通信専用のバンド(バックホール)になります。
アンテナのスペックなどの関係で、各機器との接続に使用される2.4GHz と 5GHz-1 の最大速度はそこまで早くありません。
そこにこだわるならゲーミングルーターと呼ばれるような、さらに高性能な機器を選択してください。
現実的な話をすると、スマホなどの機器において単体で4804 Mbps の速度で通信できるものは現状ないと思います。
どうしても気になるなら、有線でノードに接続して、バックホールのバンドに通信を任せれば良いと思います。
自分で実際に使用してみて「遅い」などと感じることはありません。
この機器のメリットはそれなりの速度と何よりも安定性だと思います。
そして、複雑な設定をすることなく、親機・中継器の運用ができること。
まだ使い始めて、それほど期間が経っていませんが、これまでより快適度はかなり上がっているような気がします。
この後、実家用にZenWiFi AX Mini (XD4) を購入しました。
大きさの違いはこんな感じです。
XT8 より機能は劣りますが、環境によってはこちらで十分なケースも多くあると思います。
おまけ・impressさんのXT8レビュー記事です