DCP-J926Nを購入して使っています(ブラザーのプリンタ)
これまでもブラザーのプリンタを使っていました
自分は長らく「DCP-J968N」というブラザーのプリンタを使用してきました。ブラザーのインクジェット複合機の中ではハイスペック寄りの機種でしたが、他社と比べて少な目な4色インクです。
DCP-J968Nを家電量販店で購入したときにちょうどブラザーの販売応援の方に対応してもらったのですが「どうしても写真が高画質でないと嫌だというこだわりがあるのなら他社さんの5色・6色インクの機種を選んでください」とおっしゃってたような気がします。ブラザーさんとしても弱点として捉えられるかも、と考えていたのかもしません。印刷サンプルも見せてもらいましたが4色でも十分だなと思いました。
そもそも、自宅では写真印刷はほとんどしないですし、そこまで画質にこだわるような写真ならばコンビニや写真屋に行って印刷すれば良いのです。
ソフトウエアやドライバの挙動がやや不安定なことを除いては、長年使っていて特に大きな不具合もなく使ってきました。しかし、そろそろ買い替えようかなといいものがないか物色し始めます。
半導体不足の影響
しかし、いろいろ探そうとするものの昨今の半導体不足の影響は大きく。特にプリンタの場合は各メーカーとも以前ほどのペースで新機種が発売されないような事態になっていました。
ついでに親類のプリンタも買い替えを検討していたのですが、安価なエントリーモデルは各メーカーとも新製品がほとんど発売されない上に、既存の機種も店舗に入荷されても在庫がすぐに無くなってしまい、納期が数か月待ちとかになっていたりします。
そこで、自分用と親類用に同じプリンタを2台購入することを決意します。親類用にはややオーバースペックなのですが、Wi-Fiでの接続を行いたかったのと、他社のエントリーモデルだと独立インクタンクではないものも多い上にそもそも在庫がないので購入ができず。ちょうど在庫がそれなりにあったDCP-J926Nを購入します。ちなみにボディカラーが黒と白があったため色違いで1台ずつ購入しました。
セットアップ
まずはセットアップを行います。※思いつくままに書いているため本来のセットアップの順番と異なる場合があります。
付属のCD-ROMかブラザーのサイトからドライバー(ソフトウェア)をダウンロードして実行します。基本的には画面の指示通りに設定していくだけです。
Wi-Fiの設定だけいつも苦労する気がします。可能な限りPCでの初期設定中に終わらせることをオススメします。本体からでも接続は可能ですが本体の小さな画面でWi-Fiパスワードをチマチマ入力する羽目になるので大変です。もしかするとスマホから設定したほうが簡単かもしれません。
前面給紙のため、用紙トレイに紙をセットしますがこちらも少し癖があります。でも何回かやれば慣れます。
インクカートリッジも取り付けますが、インクカートリッジは独立したカバーを開けて取り付けていくだけなので簡単です。
テスト印刷、印刷・スキャン精度の補正などを行って初期セットアップは終了です。
ソフト(ユーティリティー)類は多少改善されている?
PC用のユーティリティーは「Brother iPrint&Scan」に変わりました。これは以前のユーティリティーよりは使いやすくなっていると思います。基本的な設定や操作はこのユーティリティーで完結します。
詳細な設定を行おうとすると、ブラウザに飛ばされてしまいます。さらにパスワードを入力する必要があります。
このパスワードは初期パスワードが本体の裏面に書かれています。初期パスワードのままだと本体の画面に変更を促すメッセージが出ますが、変更するかしないかはどちらでも良いと思います。
基本的な設定は本体でもできるので、無理してパソコンからしなくても良いと思いますし、初期設定後はそこまで頻繫に設定を変更することはないと思います。
ファームウェアアップデート時にパスワード入力が必要
一つ面倒なのは、ファームウェアのアップデート時にパスワード入力が必要になることです。ファームウェアのアップデートを本体からしようとすると、本体の小さい画面でパスワード入力をしないといけなくて大変です。特に自分用のプリンタの初期パスワードが記号も沢山含まれていて入力するのがとても大変なのです。
なので自分用のプリンタはパスワードを変更しました。そして、そのパスワードを書いたものをプリンタ本体に貼ってしまいました。本来「パスワードを書いたものをその機器に貼り付ける」というのはセキュリティ上よろしくはありません。
そもそも、プリンタって持ち出したりするものでもなく。このパスワードを入力してできることって、そのプリンタの設定変更だけだし、別にいいやと思いました。※もちろん他のパスワードとの使い回しはしていません。
なぜファームウェアアップデート時だけパスワード入力を必須としたのでしょうか、ライトユーザーほど戸惑うと思うのですが、意図はわかりません。
アプリでしかできないこともあるが
最近の流れとして、パソコンを使わずともスマホで完結できるということです。スマホ用のアプリがあります。アプリから設定なり印刷なりが簡単にできます。
すでに書いたようにパソコンよりアプリで操作した方が簡単かもしれません。
これまで使っていた前機種では本体操作のみでDVD(CD)レーベルコピーができたのですが、DCP-J926Nではメニューから無くなって困っていました。
調べてみると、アプリからのみできるようになっていたようです。そこまで頻繫に使う機能ではないので、気にする人は少ないかもしれません。
ネガティブな書き方をしていますが、基本的な機能はスマホだけでも完結するので「スマホで撮影した画像を印刷する」なんていうのも簡単にできます。
インクの減りが早い?
使い始めてまだ半年も経っておらず、さらに最近は以前ほど印刷する機会も減っているのですが、早くもシアンのインクの残量警告が出てきました。
印刷枚数は100枚ちょっとなのですが、前機種よりも早くない?と感じています。ただ、こればかりは印刷内容にもよるので、比較して評価するのは難しいです。
自分はトラブルを防止するため互換インクは使用せず、純正インクを購入するので、インク代もバカになりません。それでも4色インク機なので、他社の同等機種よりもインク代は安く済むのではないかなと思っています。
背面給紙の失敗が多い?
ブラザーのこの系統の機種は前面給紙を標準としつつも、背面給紙も可能です。
これも感覚で書いてしまって申し訳ないのですが、前機種よりも給紙不良の警告が出ることが多く何度も試してようやく印刷ができるという感じです。
前面給紙はスペースも取らず便利なのですが、仕組み上用紙サイズの変更が面倒なんですよね。なので、自分は前面給紙トレーにはA4サイズの用紙を入れっぱなしにしています。
なので、例えばA5サイズの紙に印刷したいというときは背面給紙にするのですが、苦労しています。ほとんどの人はA4サイズの紙に印刷できれば十分だと思われるのでこんなことでグダグダ言うのは自分くらいかもしれません。
ちなみに慣れは必要ですが、ハガキサイズの用紙については前面給紙で簡単に切り替えができます。(A4サイズの用紙は入れっぱなしで切り替えが可能です)
基本は前面給紙トレーを使うことをオススメします。
本体重量がやや重いです
プリンタの評価として必要な項目なのかどうかはわからないのですが、この機種は家庭用のプリンタ複合機の中でも重量が重いです。恐らくADFなどが搭載されているからだと思います。
一度設置したら頻繫に移動させるものでもないので、気にするところでもないのですが、なんとかならんのかなと思ったりします。
困るのは移動させる時と、廃棄するときぐらいですかね。
このプリンタを購入したので、前機種であるDCP-J968Nと親類が使っていたエプソンのプリンタを運んだのですが、重量の差を感じてしまいました。
サイズは比較的コンパクトだと思います。
ライトユーザーにこそオススメしたいのだけれど
プリンタというと、どうしてもエプソンかキヤノンというイメージがあるのか、ライトユーザーほどどちらかのメーカーを使用している方が多いように思います。
ユーティリティー関連にクセはありますが、それさえなんとかなれば4色の独立インクはコスト的にも良いし。エプソンのプリンタを使用している方からよく聞く「どんなにクリーニングしても、プリンタのインクが詰まるのだけど」という悩みからは解放されると思うのですよね。
ブラザーのプリンタはインクのクリーニングが頻繫に行われるイメージがあるので、そのおかげでインク詰まりとは無縁なのかもしれません。
自分は長らくブラザーのプリンタを使用していて満足していて、いろいろ当たり前になっていることもあって。何を書けば魅力が伝わるのかがもうわからなくなってしまって。変なことばかり書いてしまいました。
DCP-J926N はブラザーのプリンタではハイスペック寄りの機種にはなりますが、他のメーカーと比べると価格はかなりお買い得な感じになっています。個人で使用するうえで困ることはありません。
よければ選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。