ASUS Mini PC PN50 購入
サブPCも買い替え(スペックのはなし)
メインPCはすでに、マウスコンピューターのG-Tune P5に買い替えました。
サブPCとして長らく、ZOTAC ZBOX CI320 nano を使ってきましたが、そろそろ限界が来そうだったので、思い切って買い替えです。ですので感想・レビュー的なものを書きます。
NUCなどいろいろ検討していましたが、ASUSのPN50を衝動買いです。Ryzen 搭載機です。
思っていたよりコンパクト。
これまで使っていた ZBOX CI520 nano とほぼ同じ。なんなら一回り小さいです。
ASUSの公式ページからスペックを一部抜粋しました。
OS、HDD、SSD、メモリを搭載していないベアボーンモデル
AMD Ryzen™ R3 4300U モバイル プロセッサー
INTEL® WI-FI 6 (GIG+) + BT 5.0をサポート
最大容量1TBの2.5インチHDDと最大容量512 GBのM.2 SSDをサポートするデュアルストレージ設計
ASUS公式サイトより
他にも最大4つのマルチディスプレイ対応だとか、USB 3.2 Gen 2 Type-C 搭載とか、いろいろあるのですが割愛です。
AMD Ryzen R5 4500U 搭載モデルもありますがサブPCなので、メインPCが埋まっているときにちょっと使ったり、作業中にブラウザで動画を見るといった用途なので、そこまで高いCPUパワーは不要です。
「モバイル」とあるように、本来はノートPC用のCPUですがなんら問題ありません。
なんせ今までが、INTEL®Core™ i3-4020Y / メモリ8GB / SATA SSD 64GB、だったので、Ryzen R3 4300Uだとしても、雲泥の差でしょう。たぶん。
ベアボーンなので、追加が必要なパーツがあります
ベアボーンモデルなので追加で、OS、SSD(HDD)、メモリの購入が必要です。
メモリだけはPN50と一緒に、あまり深く考えずにCFDのメモリを購入しました。8GB × 2枚 です。
サブPCなので 8GB 1枚でも十分だと思いましたが、そこまで高価なパーツでもないので半ば投げやり気味に購入しました。
PC4-25600(DDR4-3200)ノート用のSO-DIMMです。
M.2 スロットはSATA 及び PCIe & NVME 両対応です。
G-Tune P5 のSSD換装を行った際に、交換元のものをそのまま保管していたので、流用することにしました。NVME で 256GB あるので十分です。PCIe Gen3 x4 なので最新の PCIe Gen4 x4 のSSDより速度は劣ると思いますが特に気になりません。
なんならオーバースペックです。セットアップが終わっても約40GBしか使用していません。
2.5インチ用の スロットもあるので、余っていた HDD を搭載することも考えましたが、大量のデータを保存する予定もないのでやめました。
後日SSDはさらに換装しました。安価で手に入る WD Blue にしました。こちらもNVMEですが PCIe Gen3 x4 で速度は控えめです。通常使用において特に困ることはありません。速度よりは発熱が少ないことの方が優先です。
OS については、数年前久しぶりに自作にチャレンジしようとしたものの結局断念したため、使用することなく放置していた Windows 10 Home のライセンスが一つあったので、それを使うことに。
※後に Windows 11 へアップグレードしました。
セットアップ(ハード)
さて、パーツの取り付けです。 長いネジを4本抜き取り本体を開けます。
でも、メモリと M.2 SSDを挿すだけなので、そこまで難しい作業ではないです。なぜかちょっと緊張しましたけど。
ミニPCなので、狭いスペースでの作業になります。SSDのネジなどを紛失しないように注意してください。
本体を元に戻し 予め作成しておいた Windows のインストールメディア(USB)を挿して電源オン。
パーツの相性問題とかが発生したら嫌だなと思いましたが、無事に起動しました。
マウスはワイヤレスだけど Bluetoothではなく、USBドングル方式なので認識に特に問題なし。
キーボードはBluetoothを使いたいけど、セットアップが終わるまではUSB(有線)キーボードで対応して、後からペアリングを行います。(Bluetooth の接続も特に問題ありませんでした。)
セットアップ(ソフト)
そして、Windows のインストール作業、最近はずっとメーカー製PC(完成品)を使っていたので、インストール時にライセンスキーを入力したのは久しぶりでした。
Windows のインストール終了後はドライバ類のインストールです。
DVDが付属しているので、ポータブルドライブを接続し適当にドライバをインストールしていきます。
念のため、ASUSのサポートページにあった、ドライバ類もダウンロードしておいたので、さらに上書きインストールしますが、上書きの際になんか特別なメッセージもなく終わっていくので、うまくいっているのか不安になります。
BIOSアップデートになどについて
ちょっと迷ったのが BIOS(UEFI)です。ASUSのページにはアップデート用のファイルのみしかなく、インストーラなどがありません。
いくつか方法があるようですが、 EZ Flash とやらでアップデートしました。
自分が行った手順を簡単に手順を書くと
文章で書くの難しいですね。
実際にBIOSのアップデートを行う場合は慎重にお願いします。
あとは必要なアプリケーションのインストールなのですが、サブPCなので chrome などのブラウザを追加でインストールする程度です。
意外と静か
買い替えにあたって、元々使っていた ZOTAC ZBOX CI520 nano がファンレスだったので、うるさくないか心配だったのですが、杞憂でした。
設置場所の影響もあるかと思いますが、ファン回っているの?と思うくらい静かです。
本体に耳を近づけると確かにファンの音はしているのですが、隣に置いているNASの方がうるさいくらいです。
動画閲覧などが中心で、そもそもCPUに負荷がかかるような作業を全くしていないというのもあります。
BIOS(UEFI) にファンの設定があるようですが、わざわざ変更する必要はなさそうです。
サブPCとか言っていますが、そこそこのパワーはありそうな感じはするんですよね。
スリープ復帰後のLAN接続について
このあともいくつかの設定に苦労することになるのですが、PN50固有の話ばかりではなさそうなので、気が向いたら別記事で書きたいと思います。
一点気になるのは、スリープ前は有線LAN接続だったのに、スリープから復帰したときに無線LAN接続に変わってしまうことがあること。毎回という訳でもなく、原因がわからず困っております。デバイスドライバの更新なども試していますが、効果はありません。
ただ、サブPCであることと、有線LANと言いつつ、つながっているのは無線LANの中継機なので、有線だろうが無線だろうが通信速度はそれほど変わりはなく、そこまでの影響はありません。
とりあえず再起動すれば直るので、気が付いたときに再起動するという方法で一旦対応しています。
あくまで推測なのですがWi-Fi 6 の環境なので、有線(1000Mbps)よりも無線(1201Mbps)の方が速いとみなされて自動的に切り替わっているのではないか?と思い始めています。
ネットワークのプロパティから、インターフェイスメトリックを指定して、優先順位を変えることも試みているのですが思い通りにはなりません。
コマンドプロンプトの操作が苦にならない人向けにはなりますが、以下のコマンドで各アダプタのメトリック値を調べて、有効になっていないアダプタも含めて有線LANのインターフェイスメトリック値が一番小さくなるように設定とかしてみました。
これで解決する保障はないため、一旦詳細は割愛させていただきます。
まとめ
なんだかまとまりませんが、一旦この程度にしておきます。
自分の主目的である「動画視聴など +α」という目的は十分に果たせています。
自分にはメインPCである G-Tune-P5 があるので、基本的にそちらで各種作業を行いますが、重たい処理を行うとかでなければ、PN50でも十分ですね。
ベアボーンキットなので、パーツ等の追加は必要ですが、それらを自分で行うことが苦でない人なら、良い選択肢になると思います。
購入してしばらく経つので、もしかするともっと良いものもあるかもしれませんが、折角手元にあるのでここまで書いてみました。
(余談)
ここに書くのもなんなのですが。
未使用となった ZOTAC ZBOX CI520 nanoを、とあるお店に買い取ってもらいました。
すると、買い取り限度額から若干減額されまして。
その理由が付属品が足りないとか傷があるとかではなく「Windows8 から Windows10にアップグレードしている」からだそうで。
そんな理由で減額されるものなのかと思いました。
買い取ってもらえるだけでも良しと思うので、文句も言うこともなく受け入れましたけどね。
誰かに使ってもらえるのであればそれでよし。
その後、後継の PN51-S1 を購入しました。
公式ストアはこちら↓もしかすると後継機の方が見つかるかもしれませんね。
メインPC購入の顛末はこちら