かんちでんち

気になったモノ・コトをぼちぼちと。元々観劇記録メインだったものの、昔と比べると観劇回数が圧倒的に減っているので、その他雑文の方が多いのです。

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chipoloを買ってみた

スマートタグを物色してみる

頻繁に忘れ物、落し物をするタイプでもないのですが、ときたま「あれ、どこいった?」みたいなことがあります

家の鍵など失くすと面倒なものもあります。

そこで最近ちょこちょこ話題になるスマートタグを試してみようかと思い立ちまして、早速調べてみたのですが数が多くて、どれにしたらいいのか迷いに迷いました。

自分の希望条件としては

  • 「モノ」を無くしたときに役立って欲しい(お子様やペットなどの迷子対策は意識していない)
  • 電池交換を自分でできるものが良い
  • 本体(タグ)がコンパクトなもの
  • スマホのアプリが使いやすいもの

という感じなのですが、これらを全て満たすものはなかなかありません

候補としていくつか調べたもののうち、最終的に絞り込んだ3つくらいを列挙してみます

  • 日本製?
  • 本体はそこそこ大きい
  • 電池交換可能
  • スマホからもタグからも双方向でブザーを鳴らせる

qrio.me

  • 日本製?
  • 本体は小さい
  • 電池交換が自分でできない

mamorio.jp

chipolo
  • スロベニア
  • 本体はそこそこ大きい
  • 電池交換可能 ※電池交換可能なのは非防水のClassic 防水のPlusは電池交換不可
  • スマホからもタグからも双方向でブザーを鳴らせる
[**

ttps://www.chipolo.jp/

**](http://ttps://www.chipolo.jp/) ---

※以下のリンクは Classic でも Plus でもない Chipolo ONE です

自分の使い方だと、タグが結構小さくて鍵の束にもつけやすそうな MAMORIO はかなり魅力的だったのですが、自分で電池交換ができないのが大きなネック。

公式には電池が1年程度持つと記載はありますが、実際には1年も持たずに、電池切れになったなんて話をみかけると、ちょっとためらいます。

Qrioについては電池交換が可能なのは魅力ですが本体の大きさがそれなりにありそうなのと、本体がもろい(壊れやすい)というような感想を見かけて、これまたためらいました。

ソニーがデザインしたなんて謳い文句ですが、カラーがポップなだけでデザインは特に良いとは感じませんね、最近はQrioSmartLockの方が話題になっているようです

そしてchipolo。

これまた本体が結構でかそうなのが難点ですが、電池交換可能なのは魅力です。

そして他の2つに比べて、スマホアプリの使い勝手が良いのかな?という印象を抱いたのが決め手になって、chipoloを試してみることにしました。

GPSを登載しているわけではない

勘違いする人もいそうなので、一応書いておきますが。

今回例として挙げたようなスマートタグの場合、タグそのものにGPSが登載されている訳ではありません。

あくまでBluetoothで接続したスマホの位置情報を利用しているだけです。

なので、ペットやお子様の迷子対策などを考えておられている方は、そのあたりの仕組みを理解した上で購入しないと「思っていたのと違う!」となる可能性があります。

これらのスマートタグは「他の人に探してもらえる」というようなことが書かれていることが多いです。

しかしタグ同士が通信をしているわけではなく、他の人のスマホが代わりに通信をしてくれるという仕組みです。

つまり同じスマートタグを使っている人がスマホを持って落し物のそばを通ってくれないと機能しないので、あまり大きな期待をしない方がいいと思います。

そういう意味では例に挙げた、QrioMAMORIO、chipoloを比べると、chipoloは一番不利そう(ユーザーが少なそう)な印象です。

自分はこの機能はおまけ程度と考えて、落とした場所=最後に通信ができていた場所がわかればラッキーくらいに思うことにしました。

chipoloを使ってみた

わかってはいたのですが、いざ実物を手に取るとやっぱりちょっと大きい。直径およそ3.5cmなので500円玉よりも大きいです厚みもあります

それでももっと大きなスマートタグもあるので、今のところはこの辺りの大きさが妥協点でしょうか。

ボタン電池が同梱されていたので「自分でボタン電池入れるの?」と思って本体開けてみたら、すでにボタン電池が入っていました同梱されていたのは予備電池だったんですね。

ボタン電池なんでそれほど高いわけではないですが、予備電池があるに越したことはありませんね。

※新しいモデルでは予備電池がないものもあります

タグの開け閉めは爪を引っ掛けるためのわずかな隙間があるのですが、壊してしまいそうでちょっとドキドキしました。

あと、逆に元に戻すのがちょっと難しくて手間取りましたが、頻繁に行うのでなければ特に問題ないんじゃないですかねという感じ。

キーホルダーとして利用するためのリングも付属していますがやや固めなので、先ほどの本体の開け閉めやら何やらしてたせいもあって、怪我って程ではないんですけど爪というか指を少し傷めました

アプリは想定どおり直感的で使いやすいです。日本語へのローカライズも問題なくそれほど違和感を感じません。

まずはスマホを登録するためにアプリのセットアップが必要で、ユーザー登録のようなものが必要なのです。

googleアカウントかfacebookアカウントがあれば、それを使ってサインアップすることも可能です。自分はgoogleアカウントで登録しました。

それらを使わない場合はメールアドレスなどを登録することになるようです。

タグの最初のペアリング(所有者登録)もアプリの指示通りにタグをスマホの近くにおいて操作したら迷うことなく終わりました。

ついでにタグのファームウェアアップデートも行われたようです。

二日目にして不調?

お試しといいつつ、chipoloを二つ入手してまして。初日は敢えて一つを自宅に置いたまま家を出ました。

出かけるときにバタバタしたので出かけた直後の通信状況を確認することはできなかったのですが、置いていったほうのタグは、いつ途切れたのか(何時間前か)というのと、最後に接続できていた場所(自宅)の情報が記録されていました。

ちなみ、自宅などでWifi接続をしている場合は「指定ロケーション」という機能で「自宅」などの名前をつけて保存することができます。

デフォルトの名前はSSIDになっていますが変更も可能です。MACアドレスが表示されているので、アクセスポイント(ルーター)のMACアドレスで判別しているのですかね

二日目はタグを二つとも持って出かけたのですが、出先でそのうちの一つのタグが接続されていない(通信できてない)状態になっていることに気づきました。

しかも最後の接続時刻が前日の夜中になっていて、自宅で接続が切れたままそれ以降一度も接続できていないようです。

アプリの画面を引き下げると再接続を試みるようなのですが、それでもダメ調べてみると、どうやら既知の不具合があるらしく「Bluetoothオフ→アプリ終了→2分ほど待つ→Bluetoothオン→アプリ起動」で解決するとのことで、その通りにすると解決しました

うーん、しかしこれは頻繁に起こると辛い感じですね。

例えばタグをつけたものを落してしまったとして、最後に接続できていた場所がわかればせめてもの手がかりになるのに、今回のケースだと自宅で落としたことになってしまって、スマートタグをつけている意味がなくなってしまうことに。

対策としては頻繁に接続状況を確認するか、定期的にBluetoothオフ→オンを実施する。もしくは、こまめにスマホ本体ごと再起動するとかしないといけない気がします。

でも、こういうのって、普段は使っていることを意識しなくても、いざっていうときに思い出して使うことができるのが理想だと思うのですが、接続状況を気にしつつ使わないといけないのはちょっとイマイチな気がします。

※現在はかなりマシになってます

手元から離れたときの通知がない(※現在はあります)

この手のスマートタグには、スマホとタグの通信が途切れた際に、スマホに通知が来る機能があったりするのですが、アプリを一通り触っても、そのような機能が見当たりません。

WEBで調べてみるとそういう機能がありそうにも見えるのですが見つけられません。

もしかしたら、先ほど書いた既知の不具合などがあって「実際には手元にタグがあるのに接続が途切れて通知が来てしまう」というような事態が頻発してしまうので、機能削除したのでは?という推論を立てました。

実際、他のスマートタグのアプリの使い勝手を調べてみると「手元にあるのに通知が頻繁に来る」ということで、ネガティブな評価をしているのをみかけたので、同種のスマートタグの課題なのかもしれません。

持っていかないといけないものを家に忘れそうになったときに役立ちそうと思ったのですが、そういう使い方はできないと諦めるしかなさそうです

ちなみに使い始めて気がついたのですが、最後に通信が途切れてから48時間以上経過すると「探さなくて大丈夫?」的な通知のメールが届きます。英語ですけど。

※後日追記

アプリのアップデートで「範囲外通知」機能が追加されました。

ただ「手元にあるんですけど?」というときにもアラート(通知)が来たりすするので、本当に普段から肌身離さず持ち歩いていてかつ大事なアイテムのときは設定するといいと思います。

スマホ側のバッテリー消費は許容範囲か

アプリとタグはBluetoothで頻繁に通信をすることになるし、アプリでは位置情報を取得しつつ、サーバーとの通信なども行っていると推測されます。

そのおかげでAndroidOSからバッテリー消費の警告が通知されたりして、スマホのバッテリー消費を心配していたのですが、思っていたほどには消費しないようです。

自分はBlueMailというメールアプリを使用していて、それなりの頻度でメール確認のための通信をするのでバッテリー消費の原因にもなっているのですが、そちらの方が消費量が大きいくらいです。

価格がネック?

価格はタグ一つあたり4000円弱と、決してお安くはありません。

とはいえ同種のスマートタグでも、3000円から6000円程度だと思われるので、現時点では妥当な価格なのでしょう。

もっと安いものも探せばあるようですが、品質も安いなりのレベルって感じで、不満を感じて結局他のものに乗り換えることになるのなら、もったいないかな。

現状では落し物をしてしまったときに役に立つかも?ツール

既知の不具合などがあるのはちょっと悲しいですが、恐らくそれは他のスマートタグでも同様なのだろうなと推測されます。

アプリの出来に関しては最低限の機能に絞ってわかりやすく作られているので、困ることはないかなという感じ。

まだ使っていなかった機能なので、ここまで触れませんでしたが、スマホアプリからタグの音を鳴らしたり、逆にタグのボタンを押してスマホの音を鳴らすなんてことも出来ます。

家の中で「どこ行った?」なんてときには使えそうです。

あと、自撮り用としてタグをスマホのシャッターボタンとして使えるようですが、そもそも自撮りなんかほとんどしないので、たぶん一生使わない機能ですね。

とりあえず万が一落としてしまったときに落とした場所がわかるかもねという「もしものときのためツール」としてしばらく持ち歩いてみようと思います。