かんちでんち

気になったモノ・コトをぼちぼちと。元々観劇記録メインだったものの、昔と比べると観劇回数が圧倒的に減っているので、その他雑文の方が多いのです。

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被災者でもない人間が阪神淡路大震災を振り返る 地震からしばらく経って

 

しばらくの間は試験勉強に追い立てられる日々でした。

当時は学生だったので、募金などをする金銭的余裕も無く。

結局試験終了後も忙しかったのと

被災地からはやや離れていたこともあり

ボランティア活動に参加するなんてこともできず。

もやもやしていました。

 

地震からしばらく経ったある日のこと。

忙しい間を縫って

神戸に行ってみることにしました。

 

ラジオで聞いた

「人によってできることは様々。

 ようやく復興に向けて動き始めた神戸を応援するために

 神戸に行ってお金を落としてくる(買い物をする)というのも

 支援の一つになるのでは?」

といった話に触発されたのと。

自分の知っている神戸の街がどういうことになっているのか

テレビだけではなく、自分の目で確かめたい。

と思ったからです。

 

地震直後はそんな物見遊山的なヤツが被災地に行っても迷惑なだけですが

ようやく寸断されていた鉄道などが復旧されつつあった頃だったので

思い切って日帰りで神戸に行ってきました。

 

鉄道が復旧しつつあるといっても

一部バスでの代行輸送となっている区間もあり

そのような場所では全国から応援に来ていた

バス会社のバス及び運転手さんによって代行輸送が行われていました。

バスの台数はあっても、乗降には時間がかかるので

行列にはなりますが文句も言わずみんな並んでいました。

 

通常の数倍の時間をかけてたどり着いた神戸は別世界でした。

 

被害が軽微だった地域は一見平静を取り戻しているように見えます。

でも、鉄道→代行バスの乗継をするために歩いていた沿道の民家に

被災者は見世物では無い、ジロジロ見るな」

なんて張り紙が貼ってあって複雑な気分になりました。

 

神戸と言えばということで

ハーバーランド近辺へ向かってみました。

ハーバーランド近辺は神戸では有名な観光地ですが

人影はまばら。

至る所で地面のコンクリートのひび割れ、陥没があり

立ち入り禁止であることを示すロープが多数張られていました。

観光地なんて雰囲気からはほど遠い状況でした。

そりゃ人も居ません。

 

自分の目で確かめたい。なんて思って向かったものの。

それ以上被害が甚大な場所に向かう気にもなれず。

 

それから、どこに行きましたかね。

元町近辺を歩いたような気がします。

商店街や中華街はお店も営業を再開していたように思います。

その辺りでちょこちょこ買い物をしてから。

神戸を離れました。

 

帰りの電車の中で「何しに行ったんだろう」と複雑な気分になっていました。

でも

「自分の目で見るという目的は果たしたよね」

「微々たるものだけど、神戸で買い物してお金落としてきたよね」

と自分に言い聞かせていました。

 

自分が被災者って訳でも無いので

時系列で振り返るのはこの辺にしておこうと思います。

後は、4年前の東日本大震災の話も絡めて

テーマを絞っていくつか追記をしたいと思います。