婦人マガジン「夜叉ヶ池」
公演データ
- 婦人マガジン(芝居屋坂道ストアプロデュース)
- 「夜叉ヶ池」
- 大阪市立芸術創造館
- 2005/1/21-23
- 関連URL
- 芝居屋坂道ストア http://www.eonet.ne.jp/%7Esakamichi/
- 大阪市立芸術創造館 http://www.art-space.gr.jp/
- 公演特設ページ http://www.eonet.ne.jp/%7Esakamichi/fumaga.html
感想とか
芝居屋坂道ストアプロデュースということで行ってきました。
ここの公演観るのは久し振りだったかも。
芸術創造館の「クラシック・ルネッサンス」という企画は
前々から気になっていたのですが、ようやく観ることができました。
泉鏡花の「夜叉ヶ池」はこのクラシック・ルネッサンスで
去年も上演されているんですね。
泉鏡花って名前は聞いたことあっても、
全くどんな人かも知らなくて。
この作品ももともと戯曲として書かれているようだったのだすが、
そういう事前知識は全く入れずに観に行きました。
古典(は言い過ぎかもしれないが)っていうことで
ちょっと構えそうになりましたが、
かなり観やすかったように思います。
出ているメンバーもたくさんの女優+男優2名という
ある意味華やかではありましたが、
なんだか独特の雰囲気でしたね。
最近比較的お笑い系というかエンタメ系ばかり観ていたので、
「笑い」を期待すると、それは期待はずれなのですが、
たまにはこういうのも観なければなりませんね。
原作では男性であったものが一部女性になっていたりして。
でも、全く違和感なく。
むしろこの芝居の場合悲恋物語であるというところに
ターゲットを絞るのであれば、大正解だったのでしょう。
おそらく、男性が演出をしていたら、
このような仕上がりには絶対にならなかったと思われます。
良くも悪くも女性的な仕上がり。
安易な言い方をすれば、女性向けの作品。
別に男性・女性どうのこうの言わなくても、
見終わってすがすがしい気分になりました。
(決してハッピーエンドという訳ではないのですが)
最近では芝居後のアンケートもあまり書かなくなりつつあるのに、
久し振りにこのような文章を書いて、
かなりまとまりがないの文章になってしまいました。
ただ、何かそうやって書きたくなるというのは、
それだけ何かを感じたわけで、
まんまと芝居を創る側にやられたということ。
昔は○○プロデュースと言われてもあまり魅力は感じなかったのに、
今は「美味しいとこどり」の芝居が観られるように思います。
関西は劇場がどんどん減っているようには思えますが、
芝居をやっている人たちはまだまだパワフルです。