熊本地震 直後の雑感(twitterの話とLINEがやらかした件)
震度7を記録した
熊本地震から一夜明けて
被害状況など次々と明らかになっていっています。
親類が九州にいるので心配ですが
便りがないのは元気な証拠ということで。
自分は今日帰宅して
これを書いている時点で
まだTVなどは見ていないので
明らかになりつつある
被害状況の詳細は知りませんが
後でTVでも見ればいくらでも
わかることですし。
冷静になれば
いろいろ思うことも出てくるでしょうが
昨夜から今夜にかけて思ったことを
直感的に書きます。
あくまで地震という本筋からは
外れた話で。
twitterの功罪
TVのニュースでも盛んに取り上げられていますが。
昨夜地震があった後。
寝る前にAndroid端末で
twitterを眺めておりました。
Yahoo!が提供している
「リアルタイム検索」というアプリがありまして。
本来はtweetの検索を行うためのアプリですが
他社の類似アプリと同様に
その時に話題になっているtweetが
ピックアップされていて
見ることができます。
twitter本家で言う「トレンド」の
ようなものでしょうか。
普段はTVの話か
アイドル関係かアニメ関係か
お子様の悪乗りtweetくらいしか
並んでいないので
さほど興味を惹かれないのですが。
さすがに昨夜は地震に関するtweetが
たくさん挙がっていました。
純粋に被害の状況をtweetしているものは
良いのですが。
それに混じって
デマやら過剰な拡散希望やら。
ふと見たtweetが
明らかにデマだろうな
とわかるものだったので
詳細内容は見なかったのですが
これは関東大震災後に流れたデマですか?
みたいなの内容のものでして。
関東大震災なんて大正時代まで遡るのですよ。
当然そんな時代にtwitterはおろか
ネットもない訳で。
今のネットの時代に
誰がそんなデマを書き込んでいるのか
不思議でなりません。
救いだったのは
ワタシが見かけたtweetは
それをすでに「デマ」だと
断定しているものだった
ことでしょうか。
あとはワタシが嫌いな
「拡散希望」tweetの多いこと多いこと。
どこそこで被害が出ているから助けに行ってあげて
みたいなものがほとんどでしたが。
毎度書いていますが
拡散するかどうかは受け手が決めることであって
書き手が決めることではない。
twitterの仕組上
必要な情報は「拡散希望」
なんて書かなくても
勝手に拡散されていきます。
そんな情報を一個人が拡散したところで
然るべきところに届かなければ何の意味もない。
とここで。
twitter(JP)公式のtweetを引用します。
少し古いtweetですが。
地震のハッシュタグを整理しました。#anpi:安否確認用、#hinan:避難所や避難警告情報、#j_j_helpme:救助要請、#jishin:地震全般情報。このツイートを拡散する場合は必ず公式リツイートでお願いします。
— TwitterJP (@TwitterJP) 2011年3月11日
自己満足的な「拡散希望」なんて書かずに
こういうのに従うべきですよね。
追記
緊急救助の求め方というのもあるようです
Twitterで緊急救助を求める場合には、#救助 ハッシュタグとともに要請内容、写真、住所または位置情報など、具体的かつ正確な情報をつけましょう。救助が完了したら、報告ツイートするとともに、救助要請ツイートを削除してください。 pic.twitter.com/X8rZLBDyfD
— Twitter Lifeline (@TwitterLifeline) 2015年9月11日
そして今回の熊本地震後のtweet
災害時には、普段以上に信頼できる新しい情報が必要となります。ツイートがいつどのアカウントから出されているかなども気にしながらリツイートしましょう。また、ご自分のツイートを削除するとリツイートされたものも自動的に削除されます。https://t.co/QWom6bEkMW
— TwitterJP (@TwitterJP) 2016年4月14日
どうしても、地震のような緊急時には
情報が錯綜するので
デマは論外ですが
それ以外の情報でも安易にretweetせずに
冷静に見極める必要がありますね。
今日もタイムラインを眺めていると
マスコミの報道で
・防災に対する取り組み
・安全に関する呼びかけ
などに対して
「そんなことしたら逆に危ない」
なんて突っ込みも多数ありまして。
現場の状況は様々だろうし。
逆にTVなどでニュースを読んでいる人は
専門家ではないので
用意された原稿を読むので精一杯な訳で。
どのような支援(物資)が必要かというのも
日々刻々と変わるので
適当なtweetに流されることなく
冷静に見極めないといけません。
ここで
「集合知」としての機能を果たすのか
というような話になるのでしょうか。
もしかすると
専門家の間でも
意見が分かれるような事象もあるでしょうしね。
これも度々書いていますが
一口に情報の取捨選択と言っても
難しい時代になりました。
LINEがやらかした件
もう一つ
LINEがやらかした件にも
触れておきたいです。
すでにtwitter上や
個人のブログなどでは
触れられていることが多いですが。
意外にネットのニュースにはなっていなくて。
しばらくすればLINE公式の見解を含め
いろいろ出てくるでしょうが。
現時点でようやく見つけたのが
東洋経済オンライン・・・
記事の内容が
玉石混交なので微妙ですが。
その辺のバズメディアよりは
よっぽマシかなと。
それにしてもさすがは
はてブです。
現時点ですでに600人程のユーザーが
ブクマ済でした。
自分は一応LINEは使っていますが
今のところFacebook認証なので
LINE電話が使えなくて。
あまりピンときていなかったのですが。
LINEOUTは
結果的に固定電話や携帯電話に着信するのであれば
電話回線の輻輳状態をさらに悪化させるだけだから
ダメじゃん。
ってことは素人にもすぐわかりそうなものですが。
LINEの中の人で気づいた人はいなかったのだろうかと
不思議でなりません。
このスピードで動く事ができたことは
凄いと思うし
善意が裏目に出たとも言えそうですが
勇み足感ハンパないですね。
安否確認で電話がつながらない場合は
通信各社が提供する
災害用伝言ダイヤルを使うのが第1選択肢。
他にネットサービスを提供している会社
(記事上でも触れられているFacebook,Yahoo!,Googleなど)が
類似サービスを提供していることもあるので
ネットが繋がるのであれば
それらも次の選択肢に。
とりあえず
今書きたいことは書きました。
これから72時間の壁との戦いです。
もし、まだ救出を待っているような人がいるようであれば
一人でもたくさんの人が助かりますように。